事例で分かる！外壁や屋根などの外装リフォーム費用相場をプロが解説

外壁塗装の費用は大きく分けて、家の大きさと塗料のグレードでおおよそが決まります。

当然、狭小住宅よりも大きい住宅のほうが塗装する手間や、使う塗料も多くなるので、かかる費用も高くなります。

また、使う塗料のグレードによって、耐久年数が変わります。高機能のものを使えば耐久年数は長くなりますが、費用も高額になっていくでしょう。

さらに、屋根塗装をするのか、ほかの付帯工事（雨樋塗装など）も行うのかによって費用は変動します。

ただし、ご自宅の外壁塗装にかかるおおよその費用は「広さ × 塗料」で計算が可能です。

とはいっても「実際にどのくらいの広さかわからない」「塗料は何を選べばいいのかわからない」という方も多いでしょう。

外壁塗装にかかる費用相場の一覧表

外壁塗装のみの場合と、外壁塗装＋屋根塗装では金額に差が出るため、2パターンで算出しています。

なお、以下の費用は、足場設置や高圧洗浄の費用を含み、塗料メーカーの規定通り、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで仕上げた場合の概算費用になります。

外壁のみ塗装した場合

外壁＋屋根を塗装した場合

外壁塗装でその他追加でかかる費用

さらに、上記の基本的な費用以外に、付帯部分の対応（雨樋・雨戸塗装、ベランダ防水など）や、雨漏り対策として、シーリングなど雨漏り補修・コーキングの工事を希望されると、その分の料金が上乗せされます。

事例で読み解く！外壁塗装の費用相場

上記の料金表を見ればなんとなくこれくらいかな？という費用感はつかめたかと思います。でも、もう少し具体的に費用や仕上がりを知りたいという方もいらっしゃると思います。

そこで、私たちみやこリフォームが実際に手がけた外壁塗装の事例と費用の内訳をご紹介します。

【約20坪／予算80万円】どんな外壁塗装ができる？

税別61.6万円
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築40年の戸建てで、モルタル外壁の塗装リフォームを実施した事例です。今回は、足場が立てられる正面と側面の一方の2面で塗装を行いました。

モルタル外壁はクラック（亀裂）が入りやすいため、40年経過したこちらの外壁もクラックがかなり大きくなっている状態でした。そのため、モルタルのクラックはコーキングで埋めてから、モルタル外壁に適したタイプの塗料を選んで塗装しています。

また、雨どいや雨戸などの付帯部分もサビや塗膜の色あせが見られます。そのため、雨どいや軒先、雨戸など、金属の付帯部分はさび止めの下地塗りをした上で、仕上げ塗装を行っています。

デザインとしては、白系の外壁に、付帯部分の濃いブラウンがアクセントになっている仕上がりになり、お客様にもご満足をいただきました。

内訳

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【約30坪／予算150万円】どんな外壁塗装ができる？

税別119万円
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中古物件のリフォームに伴い、外壁と屋根を塗装した事例です。

こちらの外壁はモルタルとガルバリウムの組み合わせで、それぞれ特性が異なります。塗料を使い分け、補修効果が最大限となるように塗装を行いました。

屋根に使った塗料は遮熱効果の高い特殊なものです。夏場の屋根からの熱を和らげる効果が期待できます。ベランダの塗装に使ったのは防水効果の高いウレタン塗料です。

付帯部分ももれなく塗装し、新築と変わらない姿に生まれ変わった様子に大変満足いただけました。

内訳

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【約40坪／予算300万円】どんな外壁塗装ができる？

税別261万円
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この事例は、外壁からの雨漏りをきっかけに、外壁塗装と屋根葺替えをご依頼頂いた事例です。

雨漏りの原因は、外壁の継ぎ目のコーキングのひび割れだったため、そのコーキングの打換えを行ったうえで、塗装を行いました。

塗料はプレミアムシリコン塗料を使用しているため、15年ほどの耐久性があります。さらに、下地を厚塗りするマスチック工法により、小さなひび割れをふさぐことにしました。

屋根は、現状の屋根材の上に新しい屋根をかぶせるカバー工法でリフォームを行いました。スーパーガルテクトという断熱材が入った屋根材を使用したことで、耐久性が高いだけでなく、遮熱効果も高く、通常の屋根材より真夏でも-15度下げることができます。

内訳

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塗料はどんなものを選べばいいの？

広さと価格相場はなんとなくイメージがついたと思います。では塗料にはどんな種類があって、どんな特徴があるのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。

とにかく安価な塗料を使いたいという方であればアクリル塗料やウレタン塗料を希望されるかもしれませんが、あまりおすすめはできません。

なぜなら、ひび割れがしやすかったり、耐久性が10年もたなかったりと、デメリットが大きいためです。

せっかく足場を組んで塗るのであれば、最低でも10年以上の耐久性のあるシリコン塗装やフッ素塗料をおすすめします。

また中には20年以上の耐久性のある塗料や、断熱や遮熱効果がある屋根に向いた塗料などもありますので、耐久年数と機能の観点からも塗料を選ぶようにしましょう。

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