IHクッキングヒーターの選び方完全ガイド:価格差25万円、その違いを徹底解説!

IHクッキングヒーターの選び方完全ガイド:価格差25万円、その違いを徹底解説!

IHクッキングヒーターを購入する際、多くの人が価格差に驚くことがあるでしょう。安いものだと10万円を切るモデルもあれば、30万円を超えるものまで存在します。その差額は一体何に基づくのでしょうか?今回は、IHクッキングヒーターの価格差に焦点を当て、その違いを徹底的に解説します。特に、日立のカタログをもとに、安価なモデルと高価なモデルの特徴や使い勝手について詳しく見ていきます。

【知らなきゃ損】安いIHと高いIHでどのような機能が違うのか? 〜リフォーム塾〜

 

1. IHクッキングヒーターの価格差とは?

IHクッキングヒーターを選ぶ際、まず気になるのが価格です。安いモデルでは1台8万〜10万円、高いモデルでは30万円以上という幅広い価格帯があります。例えば、日立のIHクッキングヒーターでは、最も安いモデルが約20万円、高いものでは50万円を超えることも。これほどの価格差が生じる要因にはいくつかのポイントがあります。

安いIHは網の掃除が面倒
高いIHは掃除のしやすさや見た目が美しい

2. デザインと見た目の違い

まず目につくのが、デザインや外観の違いです。安いIHクッキングヒーターは、操作パネルや周囲に凹凸があるのが一般的ですが、高価なモデルでは「フルフラット」デザインが特徴です。このフルフラットデザインは、掃除のしやすさや見た目の美しさがポイントとなります。特に、日立の高級モデルでは縁がなく、フラットで滑らかな仕上がりになっているため、清潔感があり、デザイン性も高く評価されています。

3. グリルの使い勝手

IHクッキングヒーターの価格差で大きく影響する要素の一つが「グリル機能」です。多くの家庭では魚焼きグリルを使わないケースが多く、その理由は主に「網の掃除が面倒」というものです。しかし、高級IHクッキングヒーターでは、このグリル機能が飛躍的に向上しています。

高価なIHクッキングヒーターでは、従来の網を使わず、プレートを使用して調理が可能です。このプレートは、そのまま食洗機に入れることができ、掃除の手間を大幅に軽減します。また、油の飛び跳ねも防ぎ、IH内の清掃も非常に簡単です。このように、グリル機能が進化している点が高価なモデルの大きなメリットの一つです。

高いIHはグリルを食洗機に入れることができ、掃除の手間を大幅に軽減

4. グリル機能の豊富なオートメニュー

高級IHクッキングヒーターのもう一つの特徴は、豊富なオートメニューです。安価なモデルでも魚を焼く際に3つ程度の設定が可能ですが、高価なモデルではさらに細かい調整が可能です。例えば、冷凍の魚を適切に焼き上げる機能や、チキンを様々な焼き加減で調理できる機能などが備わっています。

これにより、料理初心者でも手軽においしい料理を作ることができるため、調理が苦手な人にとっても高価なIHは非常に魅力的です。特に、焼きムラを少なくし、見た目にも美しく仕上がる点が人気の理由となっています。

5. オーブン機能の充実

一部の高級IHクッキングヒーターでは、グリル機能に加えて「オーブン機能」も充実しています。これにより、グリルで短時間で焼き目をつけるだけでなく、煮る・蒸すといった調理も可能です。茶碗蒸しや肉じゃがといった料理も簡単に作れるため、料理の幅が広がります。

6. IH vs ラジエントヒーター

IHクッキングヒーターには、IHヒーターの他に「ラジエントヒーター」が搭載されているモデルもあります。安価なモデルでは、2つのIHヒーターと1つのラジエントヒーターが組み合わされています。

IHヒーターとラジエントヒーターの比較

IHヒーターは、磁力によって鍋やフライパンを直接加熱する仕組みで、熱効率が高く、調理が早いのが特徴です。一方、ラジエントヒーターは、トッププレート自体を加熱して調理器具を温めるため、熱効率が悪く、調理に時間がかかるデメリットがあります。このように、IHとラジエントヒーターの組み合わせも価格に影響を与える要因となっています。

7. オールメタル対応の有無

IHクッキングヒーターを選ぶ際、もう一つ注目すべきポイントが「オールメタル対応」です。通常のIHクッキングヒーターは、鉄やステンレス製の調理器具しか使えませんが、オールメタル対応モデルでは、アルミや銅製の調理器具も使用可能です。

 

オールメタル対応の有無

ただし、オールメタル対応のIHは、通常のモデルよりも価格が高くなる傾向があります。一般家庭では鉄やステンレス製の調理器具が主流であるため、多くの家庭ではオールメタル対応は不要な場合が多いです。もし、オールメタル対応が必要でない場合は、通常のIHクッキングヒーターで十分です。

8. おすすめの選び方

では、どのIHクッキングヒーターを選べばよいのでしょうか?料理をあまりしない方や、掃除の手間を減らしたい方には、高価なフルフラットデザインやグリル機能が充実したモデルが適しています。特に、グリルでの調理やオートメニューを活用することで、料理の負担が軽減され、食事のクオリティも向上します。

一方、価格を重視する方には、網を使ったグリル機能があるモデルや、フルフラットデザインでないものでも十分です。掃除の手間が気にならない場合は、安価なモデルでも日常の調理には問題ありません。

まとめ

IHクッキングヒーターの選び方は、予算や使い勝手によって大きく変わります。価格差が大きい理由としては、デザイン、グリル機能、オートメニューの豊富さ、オールメタル対応の有無などが挙げられます。自分のライフスタイルや調理習慣に合ったIHクッキングヒーターを選ぶことが、快適なキッチンライフへの第一歩です。ぜひ、この記事を参考にして、最適なIHクッキングヒーターを選んでください。

この記事を通じて、IHクッキングヒーター選びのポイントや価格差の理由を理解し、最適なキッチン環境を手に入れていただけることを願っています。

この記事を書いた人
人生に何度とないリフォームの機会だからこそ、後悔させないリフォームをお約束します!工事を通じて、家のことで何かあれば、お声かけいただけるような関係を築けるようがんばります!
みやこリフォーム運営責任者
営業部長小川 剣人

略歴

大阪大学人間科学部卒業、グロービス経営大学院卒業(MBA)
新卒で日本生命保険に入社。
社内システム構築や営業企画に従事。
その後、リフォーム系メディアを運営するITベンチャーに転職。全国500以上のリフォーム会社への営業経験と、紹介ビジネスを通じたエンドユーザとのやり取りから、リフォーム業界への見識を深める。
現在、みやこリフォームの責任者として従事。

所有資格

宅地建物取引士、ガス機器設置スペシャリスト、日本ホームインスペクター協会認定会員、応用情報技術者、簿記2級、ファイナンシャルプランナー2級、電気工事士、日本ガス協会簡易内管施工士など