「見積りを何社かから取ったけど、会社によって全然違う!いくらくらいが適正なの?」と思われた方も多いのではないでしょうか。
実は、キッチン交換の費用には適正価格というものがあり、適正価格を大きく下回ると雑な工事につながったりする可能性があります。
そこで、ここでは、みやこリフォームの実例を通じて、どのような作業にどれくらいの費用がかかるのか、写真付きでご説明します。これを読むことで、あなたの見積り金額が妥当か、評価できるようになります。
京都府S様キッチンリフォーム概要
戸建てで、リクシルの最高級グレード「リシェル」にリフォームしたときの概要になります。
■概要
- 物件は戸建て
- リクシルの最高級グレード「リシェル」へのリフォーム
- 床・クロスの張替え費用は含まない
■before/after
■実際のキッチン交換の見積り
内訳 | 金額 |
養生費 | 25,000円 |
既設キッチン解体・撤去工事 | 45,000円 |
同上撤去材処分費 | 50,000円 |
給排水仕込み・接続工事 | 50,000円 |
ガス配管仕込み・接続工事 | 40,000円 |
照明配線・換気扇仕込み・接続工事 | 25,000円 |
下地補修工事 | 20,000円 |
新規システムキッチン リクシル「リシェル」 |
724,800円 (定価1,208,000円/40%オフ) |
同上システムキッチン組立て工事 | 90,000円 |
現場諸経費・管理費 | 20,000円 |
税別合計 | 1,089,800円 |
税込合計 | 1,176,984円 |
ご覧のように、キッチン交換の費用は様々な項目から構成されております。これを見て、「養生とか専門用語が多くてよくわかんない!」と思われた方も多いのではないでしょうか。
そのような人のために、次節では、写真付きでそれぞれどのような作業になるのか、詳細をご説明します。
キッチン交換の費用内訳の詳細について教えます!
以下では、それぞれの費用項目ごとにどのような作業か、写真付きでご説明します。
■養生費
古いキッチンを搬出したり、材料などを搬出したりするときに、床や壁などが傷つかないように、ブルーシートやパネルなどの保護材でカバーしてあげる作業になります。
■既設キッチン解体・撤去工事
古いキッチンを取り外し、撤去する作業になります。大工2人で、半日ほどの作業になります。
■同上撤去材処分費
撤去したキッチンを処分する費用になります。吊り戸も含めると、トラック1台分の廃材になります。処分は専門の業者に依頼することが必要で、5万円ほどかかります。
■給排水仕込み・接続工事
新しいシステムキッチンの配管位置に合わせて、給水・排水の配管を新しく引き直す「給排水仕込み工事」と、システムキッチン組立て後に、これらの配管を接続する「給排水接続工事」の2つを行います。
■ガス配管仕込み・接続工事
ガスでも給排水と同様に、新しいシステムキッチンの配管位置に合わせて、ガスの配管を新しく引き直す「ガス配管仕込み工事」と、システムキッチン組立て後に、接続する「ガス配管接続工事」の2つを行います。
■壁下地補修工事
システムキッチンの設置や、キッチンパネル張りが正しくできるよう、下地補修が必要になります。今回、既存のタイルのうえからきれいにキッチンパネルを張れるために、厚みが同じになるようにベニヤ板で補修しました。
■新規システムキッチン
キッチン本体の費用になります。キッチンの費用は、先ほど述べたように、キッチンの形状や大きさなどいろいろな要素によって変わります。
■新規システムキッチン組立て工事
キッチンパネルを張り、新しいシステムキッチンを組立て、設置する作業になります。職人2人がかりで、1日がかりの作業になります。
■照明配線・換気扇仕込み・接続工事
新しいシステムキッチン組立て後に、照明の配管を接続したり、換気扇を接続したりする工事になります。
■現場管理費・諸経費
駐車場代などその他の細かい費用や、近隣対策や職人の管理などにかかる費用になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。キッチン交換の適正価格についておおよその目安が付いたいのではないでしょうか。
とはいえ、キッチン交換の費用は、現場の状況によっても費用は大きく変わります。特に、マンションの場合、養生の範囲が広がったり、近隣対策に余分に手間がかかったりするため、費用が上がる傾向にあります。
そのため、みなさまの物件の場合、いくらくらいでキッチン交換できるか正確に知りたい方は、実際にリフォーム会社に見積り依頼することをおすすめします。