【後悔しない】床材の選び方とメリット・デメリットを徹底解説

【後悔しない】床材の選び方とメリット・デメリットを徹底解説

家のリフォームを考える際、床材の選び方は非常に重要なポイントです。床材は日常的に触れる部分であり、見た目や触感だけでなく、耐久性やメンテナンスのしやすさなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。本記事では、主な床材の種類とそれぞれのメリット・デメリット、そして選び方のポイントについて詳しく解説します。

【後悔しない】床材の選び方やメリット・デメリットを完全解説〜リフォーム塾〜

1. フローリング

フローリングは、現代の住宅リフォームにおいて非常に人気のある選択肢です。木の自然な質感が部屋全体を温かく、洗練された雰囲気にしてくれるのが特徴です。

メリット

  • 高級感:本物の木材を使ったフローリングは、高級感があり、家の価値を高める効果があります。
  • 調湿効果:木材は湿気を吸収したり放出したりするため、室内の湿度をある程度調整する役割を果たします。
  • デザインの多様性:さまざまな種類の木材から選ぶことができ、色合いや質感も豊富です。

デメリット

  • コストが高い:本物の木材を使用しているため、材料費や施工費が他の床材に比べて高くなりがちです。
  • メンテナンスが必要:水に弱く、定期的なメンテナンスが必要です。また、キズがつきやすいので、ペットがいる家庭では注意が必要です。
木の自然な質感が部屋全体を温かくしてくれるフローリング

2. クッションフロア

クッションフロアは、ビニール素材を使用した床材で、弾力性があり、手軽に施工できるのが特徴です。

メリット

  • コストが安い:他の床材と比較して、非常にリーズナブルな価格で手に入れることができます。
  • メンテナンスが簡単:耐水性があり、汚れがついてもすぐに拭き取ることができるため、手入れが簡単です。
  • 柔らかい触感:歩行時の足への負担が少なく、特に子供や高齢者がいる家庭に適しています。

デメリット

  • 耐久性が低い:長期間使用すると表面が摩耗しやすく、交換が必要になることが多いです。
  • 見た目がチープに見えることも:デザイン次第では安っぽく見えてしまうこともあるため、選び方には注意が必要です。
水回りでよく使用されるクッションフロア

3. フロアタイル

フロアタイルは、キッチンやバスルームなど、回りでよく使用される床材です。非常に耐久性があり、水に強いため、湿気の多い場所に最適です。

メリット

  • 耐久性が高い:タイルは非常に頑丈で、キズがつきにくく、長期間にわたって美しさを保つことができます。
  • 耐水性が優れている:水に強く、湿気の多い場所でも安心して使用できます。
  • デザインの豊富さ:さまざまな色やデザインがあり、インテリアに合わせて選ぶことが可能です。

デメリット

  • 冷たい触感:タイルは熱を伝えにくいため、冬場は特に足元が冷たく感じることが多いです。
  • 施工が難しい:施工には専門的な技術が必要で、施工費用が高くなることが一般的です。また、割れやすいので慎重な扱いが求められます。
土足で利用できるくらい丈夫なフロアタイル

4. カーペット

カーペットは、特にリビングや寝室で使われることが多く、柔らかい触感が特徴です。さまざまな素材やデザインがあり、部屋の雰囲気に合わせて選ぶことができます。

メリット

  • 快適な歩行感:カーペットは柔らかいため、足に優しい触感が得られます。特に冬場でも暖かいのが特徴です。
  • 防音効果:カーペットは防音効果があり、特にマンションなどの集合住宅では、足音を軽減する効果があります。

デメリット

  • 汚れがつきやすい:液体をこぼすと染み込みやすく、汚れが目立ちやすいため、定期的なクリーニングが必要です。
  • アレルギーの原因になることも:ホコリやダニが溜まりやすく、アレルギーの原因になることがあります。

5. 無垢材フローリング

無垢材フローリングは、天然木をそのまま使用したフローリング材で、自然の風合いが魅力です。経年変化を楽しめるのもこの床材の特徴です。

メリット

  • 自然な風合い:時間が経つにつれて、木材の色合いや質感が変化し、味わい深くなります。
  • 調湿効果:木材自体が湿気を調整するため、快適な室内環境を保つことができます。
  • リペアが可能:キズや汚れが目立つ場合でも、表面を研磨することで新品のような状態に戻すことができます。

デメリット

  • コストが高い:無垢材は高価で、特に広い面積に敷く場合はコストがかさむことが多いです。
  • メンテナンスが必要:水に弱く、定期的なワックスがけや表面の手入れが欠かせません。

床材を選ぶ際のポイント

床材を選ぶ際には、以下のポイントを考慮すると良いでしょう。

  1. 予算:フローリングや無垢材は高価ですが、クッションフロアやカーペットは比較的安価です。リフォーム全体の予算を考えつつ選びましょう。
  2. 部屋の用途:キッチンやバスルームなど水を使う場所には、耐水性のあるタイルやクッションフロアが適しています。一方で、リビングや寝室には、快適さを重視したフローリングやカーペットが良い選択です。
  3. メンテナンスのしやすさ:メンテナンスに時間をかけられない場合は、耐久性が高く掃除がしやすい床材を選びましょう。
  4. デザイン:床材は部屋全体の印象を大きく左右します。好みのデザインだけでなく、家具や壁の色との相性も考慮することが大切です。

まとめ

床材選びは、家の雰囲気や住み心地を大きく左右する重要な要素です。フローリングやカーペットなど、どの床材にも一長一短がありますので、家族のライフスタイルや予算に合わせて、最適な床材を選ぶことが後悔しないリフォームへの第一歩です。

この記事を書いた人
人生に何度とないリフォームの機会だからこそ、後悔させないリフォームをお約束します!工事を通じて、家のことで何かあれば、お声かけいただけるような関係を築けるようがんばります!
みやこリフォーム運営責任者
営業部長小川 剣人

略歴

大阪大学人間科学部卒業、グロービス経営大学院卒業(MBA)
新卒で日本生命保険に入社。
社内システム構築や営業企画に従事。
その後、リフォーム系メディアを運営するITベンチャーに転職。全国500以上のリフォーム会社への営業経験と、紹介ビジネスを通じたエンドユーザとのやり取りから、リフォーム業界への見識を深める。
現在、みやこリフォームの責任者として従事。

所有資格

宅地建物取引士、ガス機器設置スペシャリスト、日本ホームインスペクター協会認定会員、応用情報技術者、簿記2級、ファイナンシャルプランナー2級、電気工事士、日本ガス協会簡易内管施工士など